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イベントレポート

そうぶんの主催イベントを取材ボランティアがお伝えします。
    
日本文化再発見シリーズ 第8章 正倉院の響きX 正倉院からヴェルサイユ宮殿 古代・中世シルクロード 東西楽器比較論
公演の様子1
 「日本文化」再発見シリーズ 第8章
 正倉院の響き5
 −正倉院からヴェルサイユ宮殿
   古代・中世シルクロード 東西楽器比較論


 日時  平成24年12月15日(土曜日)
 時間  13時30分から
 会場  三重県文化会館 中ホール  

 
 5年目となるレクチャーコンサート「正倉院の響き5」は、音楽プロデューサー、野原耕二さんによるハープや弦楽器/絃楽器の変遷、楽器にまつわるエピソードなどのレクチャーと、実際の楽器の演奏という迫力ある構成でした。

 野原さんによると、雅楽の楽器は「絃楽器」、西洋の楽器は「弦楽器」と表記するそうです。「絃」と「弦」の区別は、雅楽の絃楽器の掛け糸(絹糸)と西洋の弦楽器の掛け糸(ガット弦=羊腸)との違いからくるとのことです。なるほど!と、興味深く聴きました。
 また、ある民族楽器がシルクロードを渡り、「線(素材)の変化」から「面(楽器の構造)の変化」を遂げていくにつれ、多くの楽器が生まれていったというお話も大変おもしろかったです。

 お話に出て、演奏もされた楽器は、正倉院復元四絃琵琶、正倉院復元箜篌(くご)、古代ケルト復元ハープ、正倉院五絃琵琶、シングルアクションハープ、ヴェルサイユ宮廷ギター、ダブルアクションハープでした。ほとんどの楽器が私にとって初めての音色で、言葉では言い尽くせないのが残念です。それらは多くの人々の手から手へと、シルクロードを伝わりながら、国境を越えて、時を超えて変遷してきた歴史が感じられるような深い響きでした。楽器を洋と和で分けているけれど、その根元は繋がっているのだと思わせるような壮大なスケールを感じました。

 時には専門的な内容もありましたが、わかりやすい説明で知的な刺激をたくさん受けました。野原さんから和服の参加者にプレゼントがあったり、質疑応答で盛り上がったりと、楽しいひと時でした。

 来年(2013)年は、12月14日(土曜日)に、「正倉院の響き6 聲(こえ)のシルクロード」が開催されるそうです。なんと宿題も出ています。あのブラッド・ピット主演の映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」を見てくることです。そこにはあらゆる音楽の原点と言われる聲明(しょうみょう)や、ヨーヨー・マの演奏など、次回の内容に深く関係する要素が満載だそうです。
また、次回も和服を着てくるとプレゼントもあるとのことです…。あと、1年は長すぎて、待てない気分になってきました。でも、楽しみに待つことにします。



ヴェルサイユ宮殿から 公演の様子2
正倉院からヴェルサイユ宮殿 公演の様子


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